MENU

家計が1馬力になった瞬間、正直いちばん怖かったこと

当ページのリンクには広告が含まれています。

家計が1馬力になったとき、いちばん怖かったのはお金そのものではありませんでした。
不妊治療中、夫ひとりの収入になったときに感じた不安と、その正体を少しずつ言葉にしていった記録です。

目次

当時の状況・背景

家計が1馬力になったのは、結婚して4年目の頃でした。
私の年齢は40歳を過ぎ、不妊治療を始めるために妻は仕事を辞め、通院と体調管理を優先する生活に切り替えました。

収入は、完全に自分ひとり分。
共働きの頃は“2本の柱”という感覚がありましたが、
「もしものとき」に支えてくれる柱が1本になった、という感覚が、急に現実味を帯びてきました。

その変化は、劇的ではなかったです。
ある月から急に赤字になったわけでも、貯金が一気に減ったわけでもない。
でも、生活の前提が静かに切り替わった感じがしていました。

何が怖かったか

正直に言うと、いちばん怖かったのは「お金が足りなくなること」そのものではありませんでした。

怖かったのは、
・もし自分が倒れたらどうなるのか
・もし仕事を失ったら、妻にどう説明するのか
・この不安を、妻にどう伝えたらいいのか分からない

そういう、出口の見えない感覚でした。

通帳を見る回数が増えました。
毎月の支払いは、今のところ回っている。
数字だけを見れば、すぐに破綻する状況ではない。
それでも、夜になると、頭の中で「もしも」が勝手に膨らんでいきます。

妻は不妊治療のことで、すでにたくさんの不安を抱えていました。
そこに「実はお金のことが怖い」と重ねていいのか、判断がつきませんでした。
結局は話せないまま、自分の中に留めておくことにしました。

うまくいかなかったこと

最初は、「ちゃんと管理すれば大丈夫」と自分に言い聞かせていました。
管理している自分に安心したかったのだと思います。

家計簿アプリを使ってみたり、支出をしっかり把握してみたり。
数字を整理すれば、不安も整理されると思っていました。
でも、実際は逆でした。

数字を追えば追うほど、「減らせない支出」ばかりが目につきます。
家賃、光熱費、通信費、治療にかかるお金。
どれも削る余地が小さく、努力でどうにかなる話でもありません。

そして、1馬力=自分が支える側、という役割意識が強くなりすぎて、「自分が強くならなきゃいけない」と思い込んでいました。
弱音を吐くこと自体が、役割放棄のように感じていたのです。

調べた・迷った選択肢

不安をどう処理していいか分からず、いろいろ調べました。

・1馬力家庭の家計モデル
・不妊治療とお金に関する体験談
・保険や貯蓄の考え方

ただ、調べれば調べるほど、「正解」が人によって違うということに気づきました。
貯金額も、収入も、治療の進み方も、生活費も、全部違う。

「この通りにすれば安心」というものは、見つかりませんでした。

選択肢として頭に浮かんだことはいくつかあります。

・治療のペースを落とす
・妻にアルバイトをお願いする
・自分がもっと稼ぐ方法を探す

でも、そのどれもが、簡単に決められる話ではありませんでした。
選択肢はあるけれど、今すぐ踏み切れるものはない、という状態でした。

現時点での考え

今も、不安が完全になくなったわけではありません。
ただ、少しだけ変わったのは、「怖さの正体」を少しだけ整理できるようになったことでした。

漠然とした不安ではなく、
・何が起きたら困るのか
・どこまでなら耐えられるのか
を、頭の中で整理するようになりました。

また、すべてを一気に決めなくてもいい、と考えるようにもなりました。
今は1馬力。この状態がずっと続くかどうかは分からない。
だから、現時点での前提で、考え続けるしかない。

結論は出さずに、「途中経過」を一つずつこなしていくことにしました。

同じ立場の人へ

もし、家計が1馬力になって、不安を感じている人がいたら。

「怖い」と感じること自体は、特別なことではないと思います。
家計がうまく回っていても、不安は出てきます。
それは、弱さというより、状況が変わったことへの自然な反応なのだと思います。

無理に前向きにならなくても、すぐに答えを出さなくてもいい。
自分が何に怯えているのかを、言葉にしてみるだけでも、少し違うかもしれません。

この文章も、ひとつの整理の途中です。
正解ではありません。
同じ場所で立ち止まっている人が、「ここにもいる」と思ってもらえたら、それで十分だと思っています。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次